乱世理vol.2 〜谷崎潤一郎・春琴抄〜が無事終了しました。

先日、無事「乱世理vol.2 〜谷崎潤一郎・春琴抄〜」が無事終了しました。

 

今回コラボでイベントをさせてもらったのは、NAO LINGERIE  のナオさんと銀座着物屋「ぽわる」店主の染乃さん。

3人とも谷崎潤一郎好きということで、またまた完全に趣味よりのイベント開催となりました!

 

春琴抄といえば、谷崎潤一郎の代表作でございます。

江戸末期の大阪、盲目の美女で三味線弾きの春琴と、丁稚の佐助とのマゾヒズムを描いた小説。

よく悪女を「春琴抄」の春琴か「痴人の愛」のなおみか、と比較されますが、よくも悪くも春琴の方が純愛なのでは?なんて思ったりします。

 

今回、私がピックした名言は以下の2つ。

 

一つ目は、佐助が春琴に打たれた時の心情。

 

”真綿の如くふわふわしていた手は

華奢で掌がよく撓い絃を扱うせいか

指先に力があり平手で頬を撲たれると 相当に痛かった

 

二つ目は、やっぱりこのシーン。

お師匠様(春琴)の火傷した顔見ることができないように、自らの目を針で刺して自分も盲人となった佐助にかけた一言。

 

”「佐助それはほんとうか」

と云った短い一言が佐助の耳には

喜びに怯えているように聞こえた。

 

 

今回お仕事の都合で参加できなかった、銅版画作家の絵我さんが、

電報で好きなシーンの言葉を送ってくださいました。

そうよね、やっぱりここよね!!!

 

今回は作品をご覧になったことのある方のみ参加とさせて頂いたのですが、

好きシーンや、作品から受ける印象は全然違っていました。

「あなたの佐助、春琴は誰?」

「自分は春琴と佐助、どちらの要素が強いと思う?」なんてお話もしました。

若き日に谷崎潤一郎に救われたとお話されてる方もいて、とても濃い2時間でした。

 

江戸末期は今のように、人と人とが簡単に出会える時代ではありません。

運命的に出会ってしまった春琴と佐助。しかも10代という多感な時期にお互いの中にある「変態性」を見つけ、花開かせてしまったのです。皮肉なこと。

陰と陽のように切っても切れない絆で結ばれることになるのですが、二人の世界ではそれが何よりも美しかったことでしょう。

こんな関係はちょっと憧れます。

 

参加してくださった皆様と。

 

ぽわるの染乃さんが、とても素敵な着物を展示してくださいました。

100年ほど前のヴィンテージの着物。

綺麗な紫色。春琴はやっぱり紫やピンクと云った色を連想させます。

 

お着物の後ろにあるのがアフェットの一点もののバスローブ。

今回はレトロなイメージだったので、古着リメイクの1点もののバスローブを3点持って行ってみました。

レレトロ前ボタン付きガウン(パープル)

レトロ前ボタン付きガウン(オレンジ)

ペースリー柄ガウン

大ファンの画家の小田島さよさんと、オーナーの菜緒さん。

今回は3人でお料理を手作りしてみました。

ぽわるの染乃さんは天然酵母のパン。春琴抄にちなんで、うぐいすあん入り!春琴と言ったらうぐいすですよね♡

なおランジェリーの菜緒さんは、きな粉とゴマのケーキ。ヘルシーで甘さ控えめですごく美味しい!

私はフルーツ入りのキャロットラペを作りました。

 

第3回目は何の題材にしょうかな。

次は、、、年明けかな?