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立ち上がる前にうずくまることを考える。

2017.11.18

前のブログでも一度、開高健について書きましたが、やっぱりこの人の言葉が好き。

”女の胸や尻が好きかと聞かれれば好きと答えるけど、

愛しているかと尋ねられると、立ち上がる前にうずくまることを考える。

それが”心”とか”私”になると、いよいよすくんでしまう。

男は具体に執して抽象を目指そうとしているが、女は抽象に執しながら具体に惑溺していこうとする。”

“手の中にあるうちは玩具なのに、失われたとわかると

にわかにそれを宝石と感じで心身を焦がす”

(「夏の闇」より)

男性は少なからずこういう部分があるのではないか?と思う開高健の文章。

戦争で空っぽになってものが書けなくなった小説家(開高自身)と、元恋人との奇妙なヒト夏の同棲生活のお話。

この小説で女は男に何かを求めるワケではないけれど、やっぱり”何か”を求めている。

女ってこういうものだ。

「別に、なんにも。」と言いながらそんなワケはなく、

心のどこかで何かを埋めて欲しいと思っているから一緒に過ごす。

本当に何もいらなかったら一緒になんて過ごさない。寂しさより煩わしさが勝つ場合が多いのは、男だけじゃなく女も同じだ。

これを言ったら女の方が残酷なのかもしれない。

昨日まで大好きだったのに、今日には大っ嫌いと平気でなれる生き物だ。

(だけど好きな人には何でもしてあげたくなっちゃうんですよね)

この小説では、女が裸にエプロン姿でピザを焼いたり、

ジーンズにブラジャー1枚でウロウロしたり、チェックのシャツをガウン変わりに羽織っている描写が出てくる。